レンタルルームもベッドスロー、ベッドライナーを導入したらいいのに。
駅前立地のホテルのお客さまは、2パターンに分かれる。
1つは、普通のカップル。
もう一つは、デリヘル目的の男性だ。
カップル向けのホテルは、それなりの料金をいただくため、それなりのサービスやデザイン、綺麗さを求められる。
デリヘル目的の場合は、最低限のサービスに、できるだけ安い料金が求められる。
そしてさらに安い料金となるとレンタルルームの存在がある。
レンタルルームというと「貸し会議室」などを想像する人もいるようだが、
我々ホテル業界の人間にとっては、ラブホテルの簡易版という感じである。
レンタルルームのライバルは、前述のデリヘル向けラブホテルである。
このレンタルホテルの謳い文句は、『スタイリッシュ』な快適空間」というものだが、
いうならばすべてが狭いということだ。
レンタルルームのベッドは、(そもそもベッドといえるか疑問だが)タタミ一畳ほどのウレタンマット。
そこで手っ取り早くコトをはじめる。

レンタルルームの現状を『日刊SPA!』が報じていた。

≪繁華街に急増中の「レンタルルーム」。中での“行為”は監視カメラで覗かれている≫

<最近、繁華街などで目につくことが多いのがレンタルルーム。
ベッドと液晶テレビや小型テーブル、そしてシャワールームを備えた休息施設(宿泊施設ではない)だ。
「終電を逃した後や、彼氏彼女と多目的にご利用ください」などとHPには書いてあるが実態は、
ほとんど9割以上がデリバリー風俗のプレイルーム>という具合とか。

なぜ、急増しているのか。元レンタルルームのスタッフは
「ラブホテルよりもリーズナブルで需要が激増しているので、地元ラブホから客を取ったといって看板を壊されたり嫌がらせを受けたね」と話す。
ほか、その利便性から風俗盗撮、乱交や薬物パーティ、薬物の受け渡しなどにも利用される可能性も取りざたされている>という。

<「部屋の中身は監視カメラでチェックされており、犯罪行為には厳しいです。
ただ、こんな例もある。狭いため『盗撮風』プライベートAVを鮮明に撮影できるということで利用しにくる一般客。
これは片方が合意していなかった場合、結果的には盗撮になりますが、こちらはそれを確認する術もありません」(某レンタルルーム関係者)>

<客室内は比較的清潔だが窓はない。ドアもいざとなったら蹴破れそうで、「ヤリ部屋」と呼ぶのにピッタリな安普請だ。
隣の声が漏れてくることはなかったが、><通路にでてみると、女の責める声と男の絶叫が聞こえた>という。

あるレンタルルームのHPには「お一人でチェックインして、デリヘル嬢を呼んで楽しいひと時を過ごされても構いませんし、
仕事の終電に間に合わなかった場合にはビジネスホテル代りにお一人様でご利用頂く事も可能です>とある。

レンタルルームの利用料金は、ホテルのサービスタイムに当たる利用で2000円~3000円
宿泊で4000円~6000円程度。

私などは、あと1000円~2000円払ってホテルのほうがいいのでは、と思う。

ちなみに、レンタルルームは宿泊施設ではない。
というのは、旅館業法 第二条で、「宿泊」とは、寝具を使用して、、、とあるのだが、レンタルルームには寝具がない。
寝具がないから、宿泊施設ではない、という理屈なのだ。

でも、ベッドスローくらい入れてもいいのでは?

ずいぶんとおしゃれになると思う。

それにしても、日本人はいろいろと考える。
ラブホテルの代わりにレンタルルームが生まれ、シティ・ビジネスホテルが“休憩”を導入。
ラクに儲かると思われがちなラブホテルだが、実は競争が大変なのだ。